音楽にあこがれながらも、気がついたら古希を過ぎてしまっていた、スタッフの橋本順一です。
ふり返ってみると、音楽を聴く環境はそこそこあっても、「学ぶ、習う、教わる」環境は皆無にひとしく、鼓笛隊のない小学校、吹奏楽部のない中学校では、楽器にさわれる機会も、生の演奏を耳にする機会も、まったくと言っていいほど、ありませんでした。いや一度だけ隣村まで自転車をこいで自衛隊のブラスバンド演奏を聴きに行き、その迫力に圧倒され、興奮の余り、帰り道が分からなくなった記憶はあります。
高校では折からエレキの大流行で、学園祭といえばベンチャーズかビートルズかという時代でしたが、高校時代の4年間は、家がしっちゃかめっちゃかで、それどころではなくなってしまいました。
まあ、そんなことはどうでも良くて、現代の子ども達、特に深谷市およびその近隣に住むお子さん達は、何と幸せなことでしょう! その気になれば、一流の先生がたから懇切丁寧な音楽の手ほどきを受けられるのです。しかも楽器も自分で用意しなくていい。授業料はタダ同然!こんな夢のような環境はほかにはありません。自分が小学生の頃に、この深谷バンドワークショップがあったら、どんなにかその後の自分の人生は豊かになっていただろう、とつくづく思うのです。
ただ子どもというのは、天才でない限り、自分自身の方向づけ(=自分は何に興味があるのか、自分は何に向いているのか、を発見すること)が、まだまだ難しい年代だと思われます。だからこそ、たとえば音楽の存在、その素晴らしさも、誰かが早い段階で気づかせてあげることが必要ではないでしょうか。そしてそれができるのは、お父さんお母さんを始めとする、保護者の方がたを措いてありません。もちろん、各種スポーツを始め、さまざまな習い事を、すでに始めておられるお子さん達も多いでしょうが、それに音楽を加えてみてはいかがでしょう。
というわけで、保護者の皆様、どうぞ、一度お子さま連れで、覗きにおいでになってください。
Commentaires