私が音楽学校の生徒だった頃に自分に言い聞かせていたこと。
それは「先生を信じる」ということと、「一度注意されたことは二度注意されないように」ということ。 私が音楽学校に入ったのは26の時。 ギターを11年独学で弾いてから、でした。
自分なりに弾いてはいたけど、もうこれ以上はどうにもならないと思ったのと、チャンスが欲しかったから、が音楽学校に行った理由です。
そのために行ったんだから先生の言うことを全部信じてみる。 そう自分に言い聞かせました。
そう、先生に対して「素直」であろうしたんです。
その甲斐あってか、私はそのまま講師になることができました。
素直であること。
これは学ぶということにおいて、とても大切なことの一つだと思います。 できるかどうかはわからない。
でもとりあえず先生の言われたようにできるように精一杯努力する。
私のところに習いにきている人は一所懸命私のいうことをできるようにしよう!と頑張る人がたくさんいます。
できる、できないは人それぞれ。
でも学ぶ、ということにおいて「素直である」ということはその人の才能なのではないか?とも思います。
年齢とかは関係ありません。
目標に向かって最大限の努力をする。
楽器を弾くというのは弾けるようになるということよりも、「できないことができるようになる」ということが最高の楽しみなのかもしれません。
頑張っている子どもの1人、Nくんは今週の日曜、ギターのコンテストに挑みます! 結果はどうであれ、きっと大きなものを得てくると思います。
レッスンでは私のいうことを「はい!」と言って真っ直ぐな気持で聴いてくれる彼。
そんな彼に少しでも気持ちよくギターを弾いて欲しいと彼のギターを調整して、トレモロアームを使ってもチューニングが狂わないようにしました。
出来上がったギターを弾いた彼の嬉しそうな顔は私をご機嫌にしてくれました。
がんばれ!

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